自動車整備工場M・D ブラック企業体験談

もう十五年くらい前の話しですが、M・Dという自動車整備工場で正社員として働いていた時の事です。

昔はブラック企業という言葉はありませんでしたが、今思うと私もブラック企業で働いていたんだと思っています。
全部書くときりがないのですが、印象に残っているものをいくつか挙げます。

一番、嫌だったのが社長の公私混同です。

私以外の従業員は男性だったためか、近くのコンビニへお昼ごはんやたばこをよく買いに行かされました。
表立っては断れないので、あんぱんなら中身にあんとクリームが入っているものや牛乳は低脂肪などささやかな抵抗をしていました。
これを繰り返すうちに少しずつですが、回数は減りました。
社長の自宅へ子どもの忘れ物を取りに行ったこともあります。

親の従業員を自分の所有物かのように、子どもも扱っていました。
労働基準法で定めているはずの有給休暇もありませんでした。

厳密に言うとあるのですが、申請をする人も用紙も入社当時はありませんでした。
以前の会社で使っていたような、雛形を作り従業員に配りました。

入社時期なども分からなかったので、全てを任されていた税理士事務所へ確認もしました。
他の従業員は、社長に言えない人や有給休暇の存在自体も知らない人ばかりでした。
退職したきっかけは、インフルエンザにかかった時のことでした。

電話で社長に治るまで出社できない事を伝えたところ、「あんたにはこの会社は務まらない」と言われました。
すぐに税理士事務所へ電話をし、退職の用紙を郵送してもらいました。
出社できるようになり、社長室へ退職の書類に印鑑を押して貰うために出向きました。

自己都合での退職という形にされそうになったので、抗議をし認めてもらわなければ労働監督署へ出向く事を伝えました。
しぶしぶではありますが、会社都合の解雇と残りの有給休暇の消化を認めてもらいました。

その時に退職した後で、従業員や取引先への虚偽の内容を言わないことを約束してもらい一筆と印鑑をもらいました。
私が退職してから、残りの従業員も腕の立つ人は何人も転職したそうです。

その会社は、倒産していまいもうありません。

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