介護業界のI会で働いていました。
働いていた当時は気づきませんでしたが、辞めて外の世界に出てみるとI会はブラック企業でした。
まず、労働時間が長いことがブラックです。
サービス残業は当たり前にあり、休憩時間はほとんどありません。
「残業があるのはやり方が悪いせいだから、残業代は認められない」「助け合ってやりくりすれば休憩時間は取れるはずだ」と、上層部から何度も言われました。
スタッフでどう頑張っても、やりくりできる範囲を超えていました。
もし定時上がりや規定の休憩時間を通せば、人数不足の現場で事故が起こることが目に見えていました。
早番・中番・遅番の日中勤務の日は、4~5時間のサービス残業は当たり前です。
夜勤の日は、特に悲惨でした。
就業時間が16時半から翌朝9時半で休憩時間が2時間あるはずですが、休憩なしで24時間連続勤務のこともありました。
スタッフが辞めていくスピードに人員補充のスピードが追い付いて行かず、人数不足の悪循環が進んでいました。
上層部に訴えても「介護の人数は足りている。気合が足りないからだ」と言われました。
そして、会議が終業後や休日にもあり、呼び出されます。
これももちろん残業代は出ず、行事前はほとんど休みなしで職場に通っていました。
私にとってI会は、学校を出て初めて就職した会社でした。
同期は、同じく新卒ばかりでした。
外部の友人と会う機会もなく「会社ってこんなもの」と頑張っていましたが、辞めてみるとブラック企業なだけでした。