印刷会社 Kに勤務していた時の経験です。
高校を卒業し、新卒正社員で入社しました。同期は15人。 若い人が多く、数人の管理者以外は、皆25歳以下ではないかという感じでした。しかも、社内には50人ほどいましたが、男性は2人。社長も女性でした。
疑問を抱き始めたのは、勤務して1、2年後の話です。 自分は、定期的に病院に行っているのですが、休みを取りずらい雰囲気もあり、しばらく行けませんでした。
一度検査でひっかかり、病院へ行かなくてはならくなったので、初めて年休を取ろうと思い、年給を申し出ました。すると、理由をしつこくきかれ、正統な理由がないとお休みを頂けないとの事。正直に病院と申し出たら「なぜ入社した時に言わなかったの?」との一言がありました。その時はなんとかお休みを頂けましたが、それからは約7年半、一度も年給を取ることはありませんでした。
数年が経ち、不景気もあり、タイピングがメインの仕事なので、目標設定をさせられ、年数が上がるごとにその数字は上がっていきました。でも、タイピングは年数が上がると、数字が上がるというものではないと思います。
人間の限度はあるのではないでしょうか? 目標の達成が悪いとの評価で、成果がメインになってきていた給料もどんどん下がり、とうとう、退職を何度もほめのかされました。その時には、すでに15人の同期もたった一人を残すだけになっていました。皆も、退職するように勧められたのか、自ら見切りをつけたのかは解りませんが・・。
意地でも辞めるまいと、何度も面談を耐え、がんばってきました。「この年齢になって、これからもずっとこの会社にいて、将来の事考えているの?」との面談の時の言葉でした。考えているから辞めないのでは???と思いましたが。25歳前くらいまでの若い人が多かったのも、今考えたら納得できるような気がします。ある程度の年齢になったら使い捨てをするつもりで採用したのではないでしょうか・・。
泣く泣く退職勧告を受け入れたのですが、極め付けは、最後の退職の時です。 離職理由を「自己都合」と書けと言われました。 幸い、自分はすぐ次の仕事が見つかったので、雇用保険は必要なかったので影響はありませんでしたが・・・。
7年半働いた会社を捨てられ、景気も悪く、年齢的にも正社員に恵まれず、契約社員でビクビクしながら、これからの雇用と生活の不安にかられる毎日です。 人生を変えられてしまった某会社。自分にとってはブラック企業だったのではないかと・・・。その某会社、現在は閉鎖されました。