クリエイティブ業界のK ブラック企業体験談

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個人経営のKというお店に就職した時の話です。

クリエイティブ業界で、初めての業界、業種であるにも関わらず、経験不問として受け入れてくれ、
なぜこの会社を始めたのか熱く語る社長と、自分の好きなことを仕事にできる喜びに、
とてもいい会社に出会えたと感じていました。

期待に胸を膨らませながら迎えた初出社の日、新人研修と称した時間で教えられたのは、
「外線の何番が鳴ったら何と答える」という、ある程度の社会経験を積んでいれば当たり前にできる受け答えの練習のみ。

お客様に説明しなければならない商品の内容や料金の知識を教えてもらえないまま、いきなり接客に入らされとても肝を冷やしました。

そして、数社の企業を経験した者からすると、驚くような業務の進め方が次々と出て来たのです。

予約制を謳っていて、必ず電話にて来店予約を入れて頂くのですが、
電話を受けた際に書いたメモ、来店いただいた際に書いたカルテ、
それとは別に、実際に作業するスタッフへ渡すためのカルテが4種類、
他のスタッフも見られるようにという謎の理由で、更にそのカルテのコピー…
同じお客様に関する書類が4枚もあるのです。

書いて頂いたカルテを元にデータベースに入力してはいるものの、
必要な情報を探す時は、カルテを何冊もある分厚いファイルの中から探したり、
同じ内容を複数枚の用紙に記入するのでミスがあったり、全く活用できていません。

また、在庫管理はその全てを一つずつ手で数えていて、
保管場所がお客様の出入りする場所にあるので、お客様のいない時を見計らって作業しなければならず、
一日かかっても終わりません。
補充についても、社長が気まぐれで買い出しに行くので、
その時にきちんと集計できていないと怒鳴られます。

社長が技術者以外にお金を払いたくないらしく、事務がいなかったので、
売上や来店者数の集計、市場調査など、それなりのスキルを要する業務を全て技術スタッフにやらせていました。

社長自身も本当にひどいものでした。

閉店後に終礼があるのですが、社長がいないと始まりません。
しかし、閉店作業中にふらふらとどこかへ出かけて行き、三十分ほど帰って来ないということがザラにありました。

当然、その間スタッフは待たなければなりませんが、
タイムカードはないので、遅刻すると罰金が科せられるのに残業代は出ないというオマケ付き。
更にその終礼では、一人のスタッフのミスを全員の前で叱責して怒鳴ることも日常茶飯事でした。

度々ある結論の出ない会議では、
社長が時間や効率アップのための改善点を要求するのですが、
何かと文句を付けて全て却下されます。

また、黙々と努力しているスタッフは全く評価されず、
頑張っていることを上手にアピールし、社長に媚びられる人が評価されるような環境でした。

技術者になりたくて入社したのに、とんでもなくアナログな業務と
社長に媚びることが新人の仕事だと言われた時、私は辞めようと決意しました。

辞意を伝えた時も、「そんな気持ちでいられても困るから明日から来なくて良い」と言われ、
スタッフに挨拶もできず退職となりました。

後から分かったことですが、
会社設立から数年の内に、一緒に会社を始めたという仲間がほぼ全員辞め、
スタッフの8割が入社一年未満、社会経験も一年未満という、
新人を受け入れる体制でもなければ、教育できる人材もいない会社だったのです。

一大決心をして飛び込んだ憧れの世界だったため、辞めることが悔しかったのですが、
退職した翌日、何とも言えない晴れ晴れした気持ちになり、
辞めて良かったと思いました。

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