私は結婚前、数社で働いた経験がありますが、その中で労務条件が一番ひどかったのは、教育関係のJという会社でした。
いわゆる、個人経営の小さな会社だったため、大企業に比べて待遇面が悪いことは承知していましたし、労働基準法を軽視しているだろうことは予想していました。
いわゆる、個人経営の小さな会社だったため、大企業に比べて待遇面が悪いことは承知していましたし、労働基準法を軽視しているだろうことは予想していました。
しかし、実際はそれ以上にひどくて、いわゆる「残業」が全くつけられなかったのです。
私の勤務時間は13:00〰22:00でしたが、22:00で退社したことはまずありませんでした。
実は教育産業だけに、22:00以降が勝負だったのです。
アルバイト(家庭教師)の登録を希望する学生からの電話は、22:00以降もじゃんじゃんかかってくるのです。
生徒さんへのアピール事項として、「どの地域であっても、講師を派遣できますよ」とうたっていただけに、あらゆる地域に住む大学生講師を用意しておく必要がありました。
つまり、学生からの電話は1本も逃したくない!という気持ちで、必死で電話を取っていたのです。
電話が鳴りやむのは、毎日23:30頃でしたね。そして、それからまた残った事務仕事をすることも、しょっちゅうありました。
そして、3ケ月に1回くらいは徹夜で勤務し、朝に帰宅していました。
こんな会社なので、ある程度長く勤務している人達は頑張り屋さんが多く、とても良い人達でしたが、さすがに体力が持たず、結局6ケ月で退職しました。