当時はブラック企業なんて呼び名は今程しませんでしたが、私が大学を卒業して入社した会社は間違いなくブラック企業でした。
スーパーマーケットのSという会社で、私は惣菜の担当になったのですが、スーパーが開店するまでにある程度商品を並べておく必要があります。
なので勤務は6時からで、勤務終わりが何もなければ18時頃ですし、昼食の時間がもっとも仕事のピークとなるのでお昼休憩なんて10分くらいしか取ることが出来ません。
その後は只管立ち作業なのですから過酷な仕事で、冷凍のコロッケ類や荷物、調味料も10リットルのダンボール単位のモノを使用し鍋もまな板も業務用の大きいもので、女性にとっては全ての作業が重労働だと言えます。
休みは週に1度あるかないかで平均して月に3日ほどでした。
さらにお弁当の別注とかクリスマス、節分などのイベントの際には始発で仕事に行ったり、終電で帰宅なんてこともありましたし、1度大量にお弁当の注文が入った日には18時に一旦帰宅し終電で職場に来て徹夜で作業するなんてこともあり絶対に労働時間が長すぎると涙したものです。
その上社員なのにボーナスは1度も支給されず、結局そんな環境に耐えられず2年と1ヶ月で仕事を辞めてしまいました。
辞める人は多かったしまさに社員を使い捨てにするといった感じの会社です。