ブラック企業の要素が盛りだくさんな会社

「自分が以前勤めていた会社はブラック企業だったんだな」と思うようになったのはその会社を辞め、「ブラック企業」というワードが日常的に使われ始めた最近のことです。なぜこのようなことを冒頭に発するのかというには理由があります。また、その理由こそがブラック企業を野放しにする最大の原因だと私は考えます。

では、その理由とは…。

「働いていると気付かないから」です。

今のブラックな環境がすべて当たり前に感じ疑問を持たなくなるのです。泣き寝入りを通り越した状態とも言えるかもしれません。初めは疑問を持つのですが、先輩社員は涼しい顔…、否定もしないし肯定もしない、そんな立ち位置の方ばかりでした。そして、激務の日々の日を重ねるごとに自分自身もその一人に…。

ブラック盛りだくさんな会社でしたが、その中でも今回は「長時間労働」についてのエピソードを挙げたいと思います。

終業時間の17:30になると社長が全社員に向けて「タイムカード早く切ってね~!!」と、フロア中を練り歩きながら促し、徹底して定時時間にタイムカードを切らせます。
その後に仕事が無く、社員全員がスパッと一斉に退社するのであれば何の問題も無いのですが、そこはブラック企業、その後4~5時間は残業を強いられるのが日常です。(もちろん残業代は発生しません)
また、月数回勉強会と称し通常より1時間早い早出出勤を強いられていました。(こちらも残業代は発生しません)

朝早くから夜遅くまでの勤務に耐えかねた一部の社員が会社を相手取り、労働基準監督署に相談し一度は立ち入り調査で指導が入り、一部残業代が支払われたのですが会社側は反省するどころか「あなたたちがダラダラと残っているからこんなことになった」と言い放ち、反省の色が全くありませんでした。

一時は残業を無くそうという動きもあったのですが風化も早く、これまで通りのサービス残業体質に戻ってしまいました。

また、幹部も完全に泣き寝入り体質で部下を守ることをすることなく、ただただ1日を、1週間を、1年を消化するばかりのNoと言えない方々ばかりでした。勤続年数が長い人はそんな幹部や社員ばかりです。そんな幹部や社員の中にもストレスや精神疾患を患い、長期休み中の方も…。復活しては潰れての繰り返しで、現場はとても不安定な状態でした。新しく人を雇っても、有能な方は見極めてすぐに他社へ転職をして出ていくことも珍しくはありませんでした。
そんな私も5年間在籍していました。その間に上司や幹部社員にも掛け合ったのですが煙たがられるばかり…。「従えないのなら出ればいい、従えている人はそれで幸せなんだ」という答えに行き着き、私は退社しました。

ブラック企業は名の通り「黒」です。働いている社員の視界も「黒」くします。他社・他人と比較する視野を「黒」く遮ります。
外を見る勇気を持って、Noと言える強さがなければ一生ブラック企業の食い物にされてしまいます。




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